続 一階席? 二階席?

クラシックコンサートでチケットを購入するとき、S席、A席、一階席、二階席、どれにするか悩みますよね。

続 一階席? 二階席?

座席指定で購入できればまだしも、チケットが送られてくるまで座席が不明なタイプの場合、S席はかなり危険な香りがしますよね。
そんなあなたのために、「B席だってご機嫌」なお話です。

チケットを購入するときは、お気に入り度と、お財布具合で購入するチケットのランクを決めるかと思いますが、さらに座席を選べる場合、色々な要素が考えられます。

・近くで見たい
・演奏そのものを真近で見たい
・音質の良い場所で聴きたい
・バランスの良い場所で聴きたい
・ゆったり聴きたい
・ダイレクトな音を聴きたい
・残響の加わった豊かな音で聴きたい
・優越感を感じたい

などが挙げられますが、これらの条件のうちいくつかは一階席より二階席のほうが適しているものがあります。

ホールや内容によって様々ですが、一度見直してみても損はありません。
解りやすい視覚的な面での例を挙げると、

・ピアノ演奏者の手を見れる(要オペラグラス)
・両脇の席は正面最前列より近い場合がある
・演奏者全体が見える
・前列の方の頭部が邪魔にならないホールがある
・音質が良い場合がある

例えばサントリーホールのステージ後ろ側の席などは演奏者がものすごく近くを通ります。
その代り、音質やバランスは、問題ない時もあれば、比べて最悪の時があります。
それでもチケットの価格を考えると満足出来たり、正面席の方に申し訳なかったりします。

肝心の音質については改めての投稿で詳しく説明していきたいと思います。

では。

 

そんな中、

今年のラフォルジュルネの、アルゲリッチの追加公演の前売りを購入しました。
人気公演の前売りは、もたもたしていると回線が切れたり、売り切れたりするので、ゆっくりと複数個所の座席の確認などしている暇はありません。
頑張って購入開始時間に合わせて購入したのですが、結果は一階の最後尾……
東京国際フォーラム、ホールA の最後尾は、鑑賞したとはとても言えないバッドゾーンです。
価格区分では最後尾はA席だったのでB席のチケットを購入したのですが、いざ購入してみるとなぜかこの席を割り当てられてしまいました。残念ですが購入できただけラッキーと思うことにします。

 

2014/5/4 追加
実際に交際フォーラム行ってきました。
もしも国際フォーラムのホールAの最後尾の席について、このページを参考にする方がいたら申し訳ないので追記します。

今回一階席と二階席の最後尾でそれぞれ聴くことが出来ました。
他のホールに比べてひどくはないなという評価に変わりました。

国際フォーラムのホールはコンサート目的ではないので吸音に特化していると思います。
その結果、最後尾までクリアに音が届きます。
その代わり豊かな響きは期待できません。

それよりも後ろの壁の反射音が少ないのは嬉しい事です。

後ろに限りませんが反射板に近い席は直接音との音量差が少ないので音量的には響きが豊かになります。
ところが位相的には低音は不明瞭になり、高音の指向性は失われ、そんなこんなでバランスは崩れまくります。
それがこのホールにはありません。
響きではなく演奏を聞くだけなら最後尾もありと思います。
又床もフラットではなくステージがよく見えるようになっています。

一階席の後ろ側の左右に取ってつけたような反射用の壁がありますが、これも最適な面積かもしれません。
全面壁の悲惨さを他のコンサートホールでよく感じることがあります。

コンサートホール的な美しさは感じられませんが、色々計算されていることを感じました。

イベントの内容により最後尾の価格が変わってしまうので注意が必要ですが、
今回はB券の位置づけ。
最後尾で「豊かな響きと豊かな演奏を」なんて考えが、求め過ぎだと判っている方にはお勧めです。

以上が一階席の印象です。
二階席も同様贅沢な作りでした。
他のホールでは感じてしまう、最後尾で聞いているという引け目みたいのは感じませんでした。
同じ最後尾ではやはり二階席のほうが快適でした。

それよりもホールBはおすすめしません。
体育館に椅子を並べただけ的なのでいろいろがっかりさせられます。
以上です。

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