弓の弾く位置をコントロールする

Posted By on 2013年2月8日

練習曲:
・J. S. Bach: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番
・G. Tartini, New Edition by F. Kreisler: 悪魔のトリル

悪魔のトリルの2楽章は、一音一音、歯切れよく弾きます。
スタッカートが書かれていないところでも、音がつながらないように弾きます。
が、歯切れのよさが、1楽章をとおして続きません。。。

その原因の一つが、弓の位置とのこと。

歯切れよさを出すには、弓の根元で弾くと弾きやすいのですが、
私の場合、いつの間にか弓の半分くらいのところで弾いています。
ところどころにダウンで弾くスラーがあり、そのままの位置で弾いているからです。

意識的にアップをがんばることで、弾く位置を弓元に戻すよう、言われました。

Bachの無伴奏でも、一音一音弓を返すなかに、3音以上のスラーが混ざることがよくあります。
このときも、中弓で弾いているときでも、スラーのときには弓元になるように、
つまり弓が足りなくならないように弓の位置をコントロールするよう、よく言われます。

練習の仕方は、ゆっくりの4拍(1拍でダウンアップ1回)で、
まず弓元から、4拍目で弓先に戻るように、ダウンのときに弓を多めに使います。
弓先まできたら、今度は逆。アップのときに弓を多めに使います。
このとき、アップとダウンで音量が変わらないように、
またアクセントがつかないように注意します。

その音を、弓のどこで弾きたいのか、を意識して、
計画的に弓の位置をコントロールできると、もっともっと弾きやすく、いい音が出るはず。
がんばります。