連続スタッカートでは、1音ずつ、ぽんと弦の上に弓を置く

Posted By on 2013年2月28日

練習曲:
・J. S. Bach: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番
・G. Tartini, New Edition by F. Kreisler: 悪魔のトリル

今日から、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のプレリュードに入りました。
先生に指番号を振ってもらいながら、ゆっくり譜読みをしました。

この曲も3音のスラー+1音、というフレーズが多々出てくるのですが、
これまでの練習の成果が出ている、と褒められました!
先を読んで少しずつ弓の移動量を変え、3音のところで弓元にくるように
ちゃんと調整ができていたよ、と言われ嬉しくなりました。

悪魔のトリルは、今日は2楽章です。
スタッカートのところで、しっかりした音になっていない、と指摘されました。

ダウンで2音のスラー、アップで2音のスタッカートの箇所があるのですが、
そのための練習から。

まず、ダウンで2音弾き、アップでスタッカートを1音弾き、弓が跳ねた後、ぽんと弦の上に置く、
これを1セットとして、何回か繰り返します。

次に、同様にダウンで弾いた後、アップのスタッカートを2音弾きます。
先に「ぽんと弦の上に弓を置く」練習をしているので、
2音目の発音時には弓が弦の上に乗るようになり、
毛が弦をしっかりとらえることができます。

「弓を跳ねさせよう」という意識でスタッカートを弾こうとすると、
脇が開いて腕が上がりっぱなしになり、
弓が弦を上滑っているような音になってしまいます。

弓が跳ねた後の自然な動きに合わせて弦の上に弓を戻すと、
自然に脇が締まっており、腕の重みが弓にのりやすくなり、
しっかりと弦を響かせることができるようになります。

この弾き方でスタッカートを弾くと、かなり音が変わり、驚きました。