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アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル

アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル

公演タイトル  アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル
公演日時 2016年9月30日(金)開場18:00 開演19:00
会場 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
出演  アリス=紗良・オット  ⇒google画像検索  ⇒youtube検索   ⇒amazonPrimeで検索
演目
  1. グリーグ:抒情小曲集より
    昔々 Op.71-1
    アルバムの綴りOp.12-7
    蝶々 Op.43-1
    民謡 Op.12-5
    妖精の踊りOp.12-4
    春に寄す Op.43-6
    小人の行進 Op.54-3
    夜想曲 Op.54-4
    小川 Op.62-4
    小妖精 Op.71-3
    バラード風に Op.65-5
    トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
    グリーグ:バラードOp.24~ノルウェー民謡による変奏曲形式による
    —————————————————————
  2. リスト:ソナタ ロ短調
    —————————————————————
    アンコール
  3. グリーグ : 山の魔王の宮殿にて

アンコール

今回は開演40分前に彼女にとっても初であるプレ・トークが行われました。

写真やテレビでおなじみの高いヒールで現れたと思いきや、ソファーにあぐらをかいてのトーク、終いには、そのまま裸足て帰ってしまうという、内容の濃いイベントでした。

トークの内容は、内容の軽さとは裏腹の、彼女の音楽の素晴らしさの源泉を見つけられたかのような気分になる、妙に安心させられるお話が繰り広げられました。「ピアノは動物園、私はじゃじゃ馬」とおっしゃってましたが馬だけでなく、それこそ動物園だと思いました。そして超絶技巧というフレーズ(きっと美女も)にはヘキヘキしているようにも感じられました。LINEのスタンプに2週間かけたこととか、2ヶ月のオフをどう過ごしたかとか、開演前は緊張するわけではないがじっとしているのは嫌いだとかの(春から聞いている)セールストーク以外のお話も聞けました。

 

肝心の演奏はというと素晴らしすぎたので「その旨伝えられるブロガーさん」に譲ります。

一部と二部で全然異なる曲調なのかと思いきや、同じリズムが底にありました。
そして一部のゆる〜い調律と二部との違いは、そもそも途中だったのか、時間とともに狂ったのか、直せと指示されたのか、曲調に合わせたのかを知りたいところです。
とにかく、彼女のアルバム全体に感じる音の不自然さ(余計な残響のこと)が、実は製作陣が彼女の良さをよくわかっていないのではないか?と思わせるほどライブではストレートに耳に届きました。

そしていつもなら必ず並ぶサイン会も、長蛇の列を見て断念しました。なぜか、断念するほどの長蛇の列を見れたので、もらって帰るときより満足感があるような気がしました。

今回は予想以上に「いいものを聞かせてもらった」感がありました。

 

ところで、会場のオペラシティ、開演前のアナウンスで「身を乗り出さずに背をつけて(お行儀よく)お聴きください」を間に受けた結果、第一部はピアノもアーティストも一切視覚に入らない、という武道館のアリーナよりひどい状況で聴くはめに。

これはこれで「聴くことに専念できる」という、設計者の深い配慮の恩恵を受けることができました。

ブラボー オペラシティ!
おかげで三千円チケットは健在です。

当然二部は身を乗り出して、手すりと塀の隙間から演者の手元が見えるようにして、垣間見ました。
それでも、アリスの抜群の求心力のおかげで集中が途切れることなく、あっという間に終演してしまいました。

アンコールも素晴らしかったですが、拍手の中の彼女の振る舞いがまた・・・

 

別に頭は下げなくてもいいのですけれど、一緒に楽しめた感が最高でした。

 


「アリス=紗良・オット」の画像検索結果
アリス=紗良・オット
アリス=さら・オット
ピアニスト
アリス=紗良・オットは、ドイツ・ミュンヘン出身のピアニスト。主にドイツ語圏を中心とした地域におけるコンクールの優勝経験をもつ。オーストリアのザルツブルクにあるモーツァルテウム音楽大学でカール=ハインツ・ケマリンクに師事。日本語、ドイツ語、英語を流暢に話すことが出来る。 ウィキペディア
生年月日1988年8月1日 (28歳)

<引用:ウィキペディア>

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追記:

なんでアリスは観に行って、内田光子や田部京子や大御所にはいかないのか?
なんで女性ばっかりで辻井伸行でなくフジ子で、反田恭平でなく河村尚子なのか、上原はどうなんだ的なことを別枠で書きます。

間違ってもビジュアルではないです。

立派に違いがあります。

 

良い楽器の条件と良い楽器の音色

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