マキシム・ヴェンゲーロフ ヴァイオリン・リサイタル
ゲスト:イリア・グリンゴルツ
公演タイトル | マキシム・ヴェンゲーロフ ヴァイオリン・リサイタル ゲスト:イリア・グリンゴルツ |
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公演日時 | 2016年12月5日(月)19:00開演 |
会場 | サントリーホール 大ホール |
出演 | ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ、イリア・グリンゴルツ |
演目 |
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以前、田中晶子さんのコンサートでゲスト出演したときの演奏を聴いて以来、ずっとリサイタルを聴きたいと思ってきたヴェンゲーロフ。やっと願いが叶いました(と言っても、デュオ以外はヴェンゲーロフが弾くのだと思っていましたが、グリンゴルツと交互に弾いたのは、ちょっと残念でした)。
ヴェンゲーロフは、すごい! 大好きな演奏家です。音色も表情豊かで、引き込まれました。特にブラームスのソナタは、2楽章が好きなのですが、涙が出そうなくらい叙情的で、よかったです。グリンゴルツは技術は素晴らしいのですが、単調というか、物足りない感じで、やっぱりヴェンゲーロフは別格です。ピアニストは、グリンゴルツとは相性が良さそうでしたが、ヴェンゲーロフとはあまり相性が良くなさそうで、ヴェンゲーロフが弾きにくそうにしているような印象を受けました。
プロコフィエフのデュオは、現代音楽なので好きな曲ではなかったのですが、初めて、曲としていいな、と思って聞けました。迷路に迷い込んだような不安定なメロディから解決する和音へ到達するまでの導き方が、さすがでした。事前に楽譜を見て、少し弾いて予習をしていたことも、よかったと思います。
◆マキシム・ヴェンゲーロフの昨年に続く一夜限りのコンサートです。
今年は義弟でパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールの覇者、
イリア・グリンゴルツをゲストに迎えます。
ヴェンゲーロフの凄演がサントリーホールに響き渡る一夜をお楽しみください!!
マキシム・ヴェンゲーロフ指揮者Anakin vs. Obi-WanStar Wars Episode III: Revenge of the Sith · 2005年Cantina BandStar Wars · 1977年For the Love of a PrincessBraveheart · 1995年
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
Ilya GRINGOLTS
©J Henry Fair/DG1982年サンクトペテルブルク生まれ。98年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝および特別賞受賞。95年メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール優勝。ロシア国内ではモスクワ、サンクトペテルブルクなどの主要ホールで演奏活動を行ったほか、イタリア、フランス、イギリス、スカンジナビア等でも演奏を行った。99年7月にはオタワでP.ズーカーマン指揮ナショナル・アーツ・センター・オーケストラと共演、北米デビューを果たした。99年3月、O.ヴァンスカ指揮ラハティ響との共演で初のアルバム“パガニーニ”をBISからリリース。また2001年5月にはドイツ・グラモフォンとの専属レコーディング契約を交わし、02年12月にI.パールマン指揮イスラエル・フィルとの共演でチャイコフスキーとショスタコーヴィチの協奏曲をリリース。01/02シーズンは、ロスアンジェルス・フィル、ミネソタ交響楽団を始め、イギリス室内管弦楽団、ユーリ・バシュメット等とも共演し、欧米を中心にその評価は高まっている。02/03シーズンは、バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、Z.メータ指揮イスラエル・フィルを始め、K.マズア、M.ロストロポーヴィチらとの共演を予定している。また、パリ、ブリュッセル、ロンドンなどの主要ホールでリサイタルを行う他、国際的な音楽祭等への参加も決まっており、Y.バシュメット、G.シャハム、E.アックス、L.O.アンスネスらと共演する予定。
これまで、サンクトペテルブルク特別音楽院でT.リベロヴァに、またドロシー・ディレイ、パールマンに師事した。
2001年12月、日本にてリサイタルデビューを果たした。今回が2回目のリサイタルとなる。
参考情報