Itzhak Perlman Violin Recital Japan Tour 2013
Itzhak Perlman(vl)、Rohan de Silva(pf)
日時:2013年10月6日(日)14:00〜
場所:サントリーホール 大ホール
パールマンのコンサートに行ってきました!
彼の演奏を聞くのは3年ぶり2回目です。
1曲目はヴェートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第1番です。
第1楽章はまだホール内の空気が温まっていないというか、
前回聞いたときの音の感動がよみがえらず、あれ? という感じでした。
でも、楽章が進むにつれ、音が丸みと深みを帯びていき、心が震えるようでした。
3曲目の悪魔のトリルは、第1楽章の哀切ただよう美しいメロディが特に好きなのですが、
パールマンの手にかかるとよりいっそう心に沁み入りました。
曲後半の重音になる部分は、ピアノが演奏を控え、
ヴァイオリンの音色をよく聞くことができました。
ヴァイオリン名曲集は、パールマンの定番の曲(シンドラーのリストなど)に
なるのかな、と予想していましたが、
そうではない曲も織り交ぜられていて、楽しめました。
全体的には大満足だったのですが、強いて言うなら、
前回よりも迫力というか、オーラというか、が弱まっているように感じました。
音程を外したり、弓の重さが弦に乗り切っていなかったりすることが
多かったように思います。
年齢のせいなのか、体調のせいなのか、わかりませんが、
以前聞いたときのほうが、もっと心打たれました。
ちなみに私のヴァイオリンの先生によると、パールマンは指が太く、
小指が私(成人女性)の親指くらいあるそうで、
特にハイポジションの隣り合う音を弾く時は、指を下に潜り込ませなければならず、
音程をとるのが大変なのだそうです。
大きい手は憧れますが、それはそれで大変なのですね。
この後は、アークヒルズの音楽イベントを観て帰りました。
☆弟子のChuan yunのシンドラーのリストをまた聴きたくなりました。
プログラム:
Beethoven: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 op12-1
Grieg: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 op45
Tartini:ヴァイオリン・ソナタ ト短調“悪魔のトリル”(フリッツ・クライスラー編曲)
ヴァイオリン名曲集・アンコール
今回は聴けませんでした。
[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=iPRkZxlBAqI&w=520]
ロハン・デ・シルヴァとパールマンの演奏 Itzhak Perlman – Tilles Center New York – 17.04.10
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