エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団、ヒラリー・ハーン
2014-2015 東京芸術劇場 海外オーケスオラシリーズIII
エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
日時:2015年3月7日(土)14:00〜
場所:東京芸術劇場コンサートホール
待ちに待った、ヒラリー・ハーンです。
席は3階席の右寄りという、あまり良い位置ではなかったのですが、
オケの中でも音が埋もれることもなく、しっかり音が届きました。
彼女のアンコールはないだろう、と、半ば諦めていたのですが、
なんと! バッハの無伴奏パルティータ3番Loureを弾いてくれました。
曲が始まった瞬間、一気に引き込まれ、
息をするのも忘れてしまうほど、聴き入ってしまいました。
ヒラリー・ハーンのバッハの無伴奏は、
聴くたびに心の奥深くに響いてきて、泣きそうになります。
こうしてまた生演奏を聴くことができて、本当に幸せでした。
オーケストラも、音のバランスがとても良くて、
いい演奏でした。
公演後、サイン会が開かれました。
iPhoneにサインしてもらいました。
プログラム:
シベリウス:交響詩「トゥオネラの白鳥」 『レンミンカイネン』組曲 op.22より第2曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77(ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン)
アンコール:バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番Loure
ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」op.55
アンコール:シベリウス:悲しきワルツ
☆旦那枠
サロネンの演奏は多分素晴らしいものだったのでしょう(よくわからない)
それに比べ、今回あまりヒラリーらしく思えなかったのは、座席のせいだけではないでしょう。
アンコールの出来の良さに比べ、ブラームスにはなんとなくいつもの意思を感じられませんでした。
ただあまりブラームスの曲に親近感わかないので、そのせいかもしれません。とにかくアンコールだけで十分満足でした。
ただし、このような公演の形式では、聴く側の準備が不完全なので彼女の良さの半分も理解できていないだろうなと思いました。