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Souvenir della Musica 第10回演奏会 ウィーンの秋薫(ゲスト:ウェルナー・ヒンク)

Souvenir della Musica 第10回演奏会 ウィーンの秋薫
(ゲスト:ウェルナー・ヒンク)

公演タイトル Souvenir della Musica 第10回演奏会 ウィーンの秋薫
(ソーベニール・デラ・ムジカ)
公演日時 2015年9月6日(日)19:00〜
会場  渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール
出演
  •  ゲスト:ウェルナー・ヒンク(vl)
  • ゲスト・ソロ・コンサートマスター:高木和弘
  • ヴァイオリン
    福本 牧 麻生 愛 河邑 愛弓 久津那綾香 佐藤茉奈美 竹林幸 田中佑子 西内真紀 巻渕麻利子 松戸美帆 横田智子 横山彩
    ヴィオラ
    中村紀代子 伊東杏子 小澤恵 加治友理 志村和紀
    チェロ
    広瀬直人 小林幸太郎 渋井妙 横山真男(楽団代表)
    コントラバス
    古庄正典 中村杏葉
演目
  1.  レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲
  2. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042 (solo:ウェルナー・ヒンク)
  3. エルガー:弦楽セレナーデ 作品20
  4. J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
    (solo:ウェルナー・ヒンク & 高木 和弘)

アンコール:
モーツァルト:バイオリン協奏曲第3番より 第2楽章

 

私が以前バイオリンを習っていた先生から、このコンサートのご案内をいただきました。
プログラムが好きな曲ばかりで、
ゲストに、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の元第1コンサートマスター、ウェルナー・ヒンク氏を迎えるとあって、
行くことに決め、楽しみにしていました。

演奏は、とても丁寧に美しくまとまっていて、よかったです!

ヒンクさんのバイオリンは、音量は大きくないのですが、
音色がとても優美で、石造りの教会でふわっと音楽が天から降ってくるような印象です。
周りの音に埋もれることなくすーっと耳に入ってきて、
かといって、目立ちすぎることもなく、調和がすばらしかったです。
なかでも、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」は最高で、
二人のsoloの呼応も絶妙でした。

ヒンクさんは、最初は音程が不安定で、大丈夫かな、と思うところがありましたが、
曲が進むにつれて、安定したようです。
ただ、ところどころ、特に速いパッセージのところで、先走ったような弾き方になるところがありました。
それが意図的なものなのかどうなのかはわかりませんが、ちょっとだけ気になりました。

今日のコンサートは、終わった後ほーっとため息が漏れ、しばらく余韻に浸ってしまう、充実した内容でした。
また機会があれば、ぜひ聴きに行きたいです。

 

Souvenir della Musica 第10回演奏会 ウィーンの秋薫(ゲスト:ウェルナー・ヒンク)

Souvenir della Musica 第10回演奏会 ウィーンの秋薫(ゲスト:ウェルナー・ヒンク)

 

 

■ウェルナー・ヒンク Werner Hink (ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元第1コンサートマスター。ウィーン弦楽四重奏団および新ウィーン八重奏団のリーダー。 ウィーン市立音楽院でヴァイオリンを専攻した後、ウィーン・アカデミーでフランツ・サモイル教授の教えを受け、1964年、最優秀にて卒業。64年よりウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者。74年より2008年までコンサート・マスターを務める。1964年から「ウィーン弦楽四重奏団」を結成、コンツェルトハウス四重奏団の活動を事実上引き継ぐ形で、ウィーンの楽友協会等のコンサートに登場する。ウィーン弦楽四重奏団は、RCA、カメラータに73年よりレコーディング活動を始め、既に50枚近い録音を行い、特にシューベルトの「死と乙女」では82年度音楽の友社レコード・アカデミー賞を得る。その演奏の成果は、ヒンクのヴァイオリン・ソロに負うところが大きい。82年よりサモイル教授のあとを継ぎ14年までウィーン・コンセルヴァトリウム教授を務めた。

 

■高木 和弘(ヴァイオリン)
6歳よりバイオリンを始め、国内で数々のコンクールに優勝及び入賞を果たす。
主な賞歴としては1997年度ブリュッセルで行われたエリザベート王妃国際コンクール入賞、1998年ジュネーヴ国際コンクール第3位(1位なし)、2001年アメリカ・インディアナ州で行われたフィショッフ室内楽コンクールにてユーシア弦楽四重奏団の第一バイオリン奏者として第一位などが挙げられる。
国内では、2005年度文化庁芸術祭新人賞、大阪文化祭賞大賞受賞、 2007年度第19回ミュージック・ペンクラブ音楽賞オーディオ部門録音作品賞を受賞と、その芸術家としての認知と評価も非常に高い。
国内外のオーケストラとのソリストとしてもこれまで大阪フィルハーモニー、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー、日本センチュリー交響楽団、東京交響楽団、ベトナム国立響、ヴュルテンベルグ・フィルハーモニーなどとの共演も多数ある。近年、日本で最高権威を誇る日本音楽コンクールの審査員としても度々招かれている。また近年、サミット・ミュージック・フェスティバル(ニューヨーク、アメリカ)など国内外の講習会などにおいても講師として招かれるなど、後進の指導にもあたっている。
これまでに和波孝禧、森悠子、エドワード・ウルフソン、エドワード・シュミーダーの各氏に師事。これまでシヴィック・オーケストラ・オブ・シカゴのコンサートマスター、ドイツのヴュルテンベルグ・フィルハーモニーの首席コンサートマスター(2002~2006)、東京交響楽団コンサートマスター(2007~2012)、山形交響楽団ソロ・コンサートマスター(2006~2013)等を経て現在、長岡京室内アンサンブルメンバー、ダラス室内交響楽団コンサートマスター(ダラス、アメリカ)、いずみシンフォニエッタ大阪メンバー、リリス・チェンバー・オーケストラのリーダー、A Hundred Birds, tokyo.pandaのバイオリニストとしても演奏活動を展開中。
2012年11月11日17日「第5回演奏会」ゲスト ソロ コンサートマスターとして出演。
2013年5月6日「第6回演奏会」ゲスト ソロ コンサートマスターとして出演。
2013年12月7日「第7回演奏会」ゲスト ソロ コンサートマスター、ソリストとして出演。

 

でした。

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