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Jean-Guihen Queyras (ジャン=ギアン・ケラス)

ジャン=ギアン・ケラス 無伴奏チェロリサイタル
日時:2013年11月16日(土)14:00〜
場所:オペラシティコンサートホール
チケット情報

演目
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010
(休憩)
無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
(休憩)
無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012

アンコール
クルターク:影

妻が出張のため、旦那一人で聴きに行きました。

我が家では、アーティストについても演目についても素人で詳しくないので、コンサートに行くまでに演目を予習していきます。
Naxosの会員なので、本日のギアン・ケレスは無伴奏はもちろんのこと、他にも15枚ほどアルバムを聞くことが出来ます。
他のアーチストの演奏も聴き比べすることも可能で、今回の無伴奏だったら50名以上の演奏を聴くことが出来てしまいます。

さらに無伴奏を聴きに行く時におすすめの儀式があります。
コンサートホールへ向かう道中を、ノイズキャンセルヘッドフォンでどっぷりと本日の演目に浸るのです。
演奏が始まるまでノイズキャンセル特有の、無伴奏うってつけ環境で曲を聴き、席についても無音ですごし雰囲気を作ります。
今回は残念ながら前後の席の方々のの「ランチがどうのこうの・・・」、「お隣がどうの・・・」のペチャクチャで失敗に終わりました。

やはりチケット購入は計画的に、買うなら素早く!
今回のチケットは購入が時遅く、ぴあ、e+では売り切れだったのでオペラシティのWebサイトから直接購入しました。

オペラシティのチケット販売は、実際にチケットが届くまでどこの席かがわかりません。
届いた席は1階22列の右端、最後列よりはマシと思ったのですがやはりオペラシティの両端の席は避けたほうが良いと感じました。
よく聴きに行くバイオリンではあまり気にならなかったのですが、その特有の響きがチェロだと浮き彫りになっていました。※

さらに今回のギアン・ケラス氏はハイポジションが不調で音程の甘さが目立ってしまい残念でした。
集音マイク(SCHOEPSかなんか)も降りていたのでLiveCDとかTV放映とかも期待していたのですが、ちょっと厳しい演奏になってしまいました。
6番だけ特に目立ったので後半で精魂尽きたのかもしれません。

とはいえその演奏は、良い意味で万人の期待する無伴奏を、より華やかに、よりリズミカルにした素晴らしい演奏でした。とかく2回に分けて行われることの多いこの組曲を一回のコンサートで聴けることは嬉しい事です。大変なこととは思いますが、若い奏者はどんどんトライしてほしいと思いました。

この手の演目ではアンコール無しがあたりまえのところ、
今回はアンコールがありました。挨拶、曲目紹介は日本語で話されていました。

「ライシュウ マタ オアイシマショウ」 と、
ただ演目は知らない曲で良い演奏なのか、そうでもないのか、よくわかりませんでした(ほげほげ〜 な曲でした)。

アンコールの演目はクルタークの影という曲です。Amazonでは扱っていませんでした。
HMVで見つけました。ほげほげ~を体験したければどうぞ。↓

20世紀ハンガリーのチェロ音楽集~コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ、クルターク:影、ヴェレシュ:無伴奏チェロ・ソナタ、他 ケラス、タロー
icon

サイン会でも撮影禁止かとおもいきや、自ら集まった観客の撮影を行うことで撮影可になりました。
サイン会が始まる前のアナウンスではCDへのサインのみ行い、撮影禁止だったのですが始まってみれば、「一点のみのサイン、立ち止まっての撮影禁止」となり、更に握手までしていただきました。

その後の地震にめげず、また来日していただきたいものです。

本公演についてのインタービュー

プログラム表紙

アンコール演目

 

サイン会

 

ポストカードとサイン

 

[youtube=”http://www.youtube.com/watch?v=0Qwz0foa7sQ&w=520″]

 

お勧めはこれ、だけどBach、この金額だとNaxosを検討してみるのもアリです。
今回ブリテンのCDを会場で1700円で購入しました・・・。

 

もうクリスマスです。

 

 


両端の席では低音の間接音があまり届かないようです。
高音域は逆に豊かに届く(ぼやけない)ので華やかな感じになり、まあまあなのですが、低音の音量が相対的に不足するのと、低音の間接音が届かないので楽器からの音が直接届くことになり指向性が際立ちます。通常と逆に低音に指向性が出てきて、高音は華やかに、豊かに響いた音が届くという、クリアだけど現実には聞き慣れていないという、いいんだか悪いんだか微妙な感じでした。

「オペラシティの音響的な良い席」として、「2階席の張り出し下と最後列以外は大体良し」とか言われていますが、低音と高音、直接音と間接音、それぞれ聴く位置で必ず異なっています。クラシックのコンサート中に席を移動しまくって音質の違いを比べたことのある方は、そもそも限られた人で、そしてあまり表に出てこないと思われます。別の、イベントなど、歩き回れる何かの機会があったら聞き比べると、聴く音楽、楽器プラス好みの音質に合わせた良席が見えてくると思われます。

因みにバイオリン+ピアノ伴奏の組み合わせは両脇の席ありです。逆に一押しです。この間のキョンファなんかは、いい感じではなかったかと想像します。

ザ・フィルハーモニクス 特別コンサート

Jean-Marc Luisada

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