調布音楽祭2014
今日、『調布音楽祭』に行ってきました。
このイベントを知ったのが、先週の水曜日。
すでに有料公演のチケットは完売していたので、
入場無料の「オープンステージ」と「ミュージックカフェ」がお目当てです。
- 大野有佳里(ヴァイオリン) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
- 反田恭平(ピアノ) ⇒wikipedia検索 ⇒google検索
日時:2014年7月6日(日)12:00〜
場所:オープンステージ(調布市文化会館たづくり エントランスホール)
【プログラム】
チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」よりメロディ
モンティ:チャールダシュ
クライスラーロンドンデリーエア
ブラームス:ハンガリー舞曲 第2番
まだ学生の2人ですが、のびのびとした演奏で、とてもよかったです。
ピアノはアップライトだし、オープンスペースだし、
条件は良くないなかで、叙情性、民族的なリズム感が感じられ、楽しめました。
- 三井 静(チェロ) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
- 江澤茂敏(ピアノ) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
日時:2014年7月6日(日)13:30〜
場所:ミュージックカフェ(調布市文化会館たづくり むらさきホール)
【プログラム】
モーツァルト:アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調
シューマン:幻想曲より第1楽章
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第5番
チェロ・ソナタは、2人の息がよく合っていて、よかったです。
ベートーヴェンらしさは控えめな感じでした。
● エアリヒ弦楽四重奏団
- 高宮城凌(ヴァイオリン) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
- 長山恵理子(ヴァイオリン) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
- 山本周(ヴィオラ) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
- 黒川実咲(チェロ) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
日時:2014年7月6日(日)14:00〜
場所:オープンステージ(調布市文化会館たづくり エントランスホール)
【プログラム】
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」
とっても美しいメロディで、好きな曲の一つです。
真面目で丁寧な演奏でした。
- 美島佑哉(ヴァイオリン) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
日時:2014年7月6日(日)16:00〜
場所:オープンステージ(調布市文化会館たづくり エントランスホール)
【プログラム】
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのための「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲
期待以上に素晴らしい演奏でした。大満足です。
強いて言うなら、もう少し強弱にメリハリがあるとよかったかも。
パガニーニは、少し難易度を落とした曲を完璧に弾いたほうがよかったかもしれません。
- 反田恭平(ピアノ) ⇒google画像検索 ⇒youtube検索
日時:2014年7月6日(日)16:30〜
場所:ミュージックカフェ(調布市文化会館たづくり むらさきホール)
【プログラム】
スクリャービン:練習曲 作品8-12「悲愴」
チャイコフスキー:四季より 6月「舟歌」、7月「草刈り人の歌」、9月「狩り」
スクリャービン:幻想曲
(アンコール)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏:Andante cantabile
今日、初めに聞いた公演の、伴奏をしていた人です。
ロシアに留学中とのことで、チャイコフスキーの曲を弾く前には、
ロシア語で、この曲のもとになった詩を朗読してくれました。
ロシアの曲ならではの、和音が連続するfffの力強い演奏が、
とてもすてきでした。
今度、リサイタルに行くことにしました。
ピアノは、ホロヴィッツが使っていた、1912年製スタインウェイ《CD75》。
楽しみです。
* * *
若手の演奏家は、真面目で、ひたむきで、ちょっと挑戦的で、
応援したくなってしまいます。
こういう機会があると、今後、名前を見たときに、
コンサートに行ってみようかな、という気になります。
ぜひ、このイベントを継続していってほしいです。
それから、総合プロデューサーの鈴木優人さん。
今年に入って、本当に露出が増えたように思います。
4月(?)にサントリーホールで、横浜シンフォニエッタの指揮とパイプオルガンを聞き、
ラ・フォル・ジュルネでも指揮をされていました。
音楽の才能にあふれた人です。
今回は、スタッフTシャツを着て会場を回りつつ、
アンケートを回収したりしていて、
いろいろな面で骨を惜しまない方なんだなぁと思いました。
★旦那
それぞれの奏者やスタッフさんは、それぞれの思い・立場でこのような文化活動に参加して頂いているのでしょうが、羨ましいやら偉いやらで頭がさがる思いでした。
バッハ・コレギウム・ジャパン「ブランデンブルク協奏曲」
全曲聴けるいい機会を逃してしまいました。残念。
☆オープンステージ
大理石のステージは厳しい。
ピアニストの反田氏にはちょっと酷なステージっだったのではないでしょうか?
演奏者にはもちろん罪はありません。
場所を提供する側のちょっとした心遣いが必要だと感じました。
安物のキャスターで移動できるようにしているアップライトの音質は悲惨です。
別の足に乗せるとか、下敷きに毛布を置くなどしないと、おもちゃのような音になってしまいます。
反対にトリオバンシュは楽しめる音になりました。
カルテットはやはり音が汚く、後方の2階まで遠のくと割と豊かな低音と明るい音で聞くことが出来ました。残念なことにエスカレーター動作音が騒がしすぎました。
☆ミュージックカフェ
気楽に、というコンセプトの割に、演奏が素晴らしく、気楽ではなかったように思う。
逆にオープンステージでサービスすれば客集めできたように思われました。
ホールそのものの音響はおいといて、両脇の袖幕や、大屋根の適切な角度などオープンステージとは対極の気遣いが感じられました。
きらびやかな音より、しっかりした音質のほうが私の好みなので、大変楽しめました。
更にピアノの大屋根に響版が映るようなライティングはちょうど画像が欲しかったのでラッキー!